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【定年後・自走人生のススメ】“心地よい”と感じ“輝ける”場所探しを 現役時代の経験生かす (1/2ページ)

 定年後研究所が60代男性に対して行った調査で、『あなたが“最も心地よい”と感じるのは、どんなときですか?』という質問に対して、33・2%が「配偶者といるとき」、続いて31・8%が「一人でいるとき」と回答している。なんと、最も心地よき“人生の範囲”が「配偶者または自分一人」というシニアが65%にも上る。少々、狭くないだろうか? 「アクティブシニア」という言葉のイメージともかけ離れているような感じがする。

 実際に前述の調査では、「趣味のサークルにいるとき」(8・0%)、「ボランティアをしているとき」(2・0%)、「仕事をしているとき」(1・4%)、「町内会など地域活動をしているとき」(0・8%)など、「アクティブが心地よい」と感じている60代男性は12%程度しかいない。筆者の知人にも定年後、家でゴロゴロしてばかりで頭が鈍化しつつあり、奥さまに本気で心配されている(そして私に相談が来ている)人がいる。

 「趣味のサークル」といっても、そもそも趣味がない人も結構いる。「さあ、定年を迎えたので新しく趣味でも始めようか」といっても、なかなか難しいのも現実。

 「年をとってから新しく趣味を始めるのって難しいよ。特に男性はね。稽古事に行っても素直に『教えてください』って言えなかったり、うまくできなくてプライドが傷ついちゃってすぐ辞める人が多いんだって」という先輩談もよく聞く。現役のうちに自分に合った趣味の一つも見つけられなかった人は“手遅れ”なのだろうか?

 そうとも言えない。ちょっとここで考えてみてほしい。どんなに無趣味でグータラな人でも、1日8時間、週5日取り組んできたものがないだろうか? しかも40年間近くも。

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