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【経済快説】テキシア詐欺からみる…「月3%」「年3%」2種類の“怪しい”金融商品 (1/2ページ)

 投資会社のテキシアジャパンホールディングスの詐欺事件で、実質的な経営者だった銅子正人容疑者らが逮捕された。同社は毎月3%の配当があると称して約460億円もの資金を集めた。

 毎月3%は単利計算でも年利36%になる。ほぼゼロ金利でゼロ・インフレの日本ではどう考えても不可能な利回りだ。仮に1万回に1回それが可能だとしても、貴重な機会を他人に提供すること自体がおかしいと思うのが普通の経済常識だ。

 もっとも、詐欺の被害を後から見て「あれはばかだ。なぜだまされたのだろう」と言うのは簡単だが、銅子容疑者の手口は、悪い意味なのだが良く考えられたものだった。

 資金の循環は、先に集めた資金に対して、後から集まった資金から配当を続けながら、配当を信じさせて、さらに資金を集めるという構造のもので、無理な配当を出して資金を集める詐欺の基本形そのものだ。ネズミ講、マルチ商法と同じ構造だ。

 テキシアは資金の出資者に資金の勧誘実績に応じて「ディレクター」、「マネジャー」などの階層を設けていた。階層アップを目指す人々は、自分が配当を手にして仕組みに対する信頼を増しながら競争意識を持って新規の顧客を勧誘することになる。

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