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【定年起業への挑戦 実践編】資格は「足の裏についた米粒」 定年後は“社外人脈”こそが大事! (1/2ページ)

 高伊茂(たかい・しげる)さん(69)は高伊FP社労士事務所代表を務める他、帝京大学非常勤講師、NPO法人ら・し・さ理事、一般社団法人話力総合研究所理事など多くの肩書を持ち、現役で活躍中だ。昨年、「定年を楽園にする仕事とお金の話」(ぱる出版)を出版し、定年後の心構えや仕事の選択肢についてわかりやすく述べている。お話を聞きに東京・池袋の事務所を訪ねた。

 まず、高伊さん自身が早期退職により独立したとのことで、その経緯を聞いた。

 「大学を卒業後、信託銀行に入社し、ずっと勤めていたのですが、合併により先が見えてきました。そこで早期退職募集に応じて、53歳で独立しました」(高伊さん)

 働き盛りの年齢の独立で不安はなかったのだろうかと伺うと当時の銀行は40代で外に出されるのがふつうだったので、むしろ遅すぎるぐらいでしたと笑う。

 高伊さんは銀行員時代にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得し、相続対策やライフプランなどのセミナー講師を務め、相続・遺言相談を中心に企業内FPとして活躍してきた。また、社会保険労務士の資格も取得していた。退職するときに挨拶回りをすると、資格を2つも持っているのはいいなあとうらやましがられたという。

 「とんでもないです。資格というのは『足の裏についた米粒』です。取っても食べられない(笑)」

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