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市場異変! 外国人投資家が「日本株」買い戻すワケ 米中の景気改善期待で狙う銘柄 (1/2ページ)

 4月に入り、東京株式市場に異変が起きている。前年度に日本株を巨額に売った外国人投資家が買い戻しを急いでいるというのだ。彼らはなぜ強気に転換しようとしているのか。

 日経平均株価は8日の取引時間中に年初来高値を更新するなど2万1000円台で推移している。

 「4月に入ってから外国人投資家の現物買い注文が増えているようだ」と話すのは銀行系証券のストラテジスト。

 東京市場の動きを大きく左右する外国人投資家は、2018年度に日本株を約5兆6300億円も売り越した。ブラックマンデー(暗黒の月曜日)があった1987年度以来のことだ。

 今年に入っても現物株については1月第5週から3月まで9週間連続の売り越しだったが、外国人投資家が突如、方針転換したのはなぜか。背景にあるのが、米国と中国の景気改善期待だという。

 米国の景況感を示す代表的な経済指標であるISM製造業景況指数は、3月分が55・3と景気判断の分かれ目となる50を上回った。3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で米金融当局が予想以上に緩和的な姿勢を示しているが、トランプ大統領は利上げの停止どころか「利下げ」にも踏み込んでおり、金融引き締め観測が遠のいたことが好感されたという。

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