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東証小幅反発、23円高 合意なき離脱回避で安心感

 11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は前日終値を挟んでもみ合った後、小幅反発した。終値は前日比23円81銭高の2万1711円38銭。英国による欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」が当面回避され、安心感につながった。ただ円相場の円高進行への警戒感から上値は重かった。

 東証株価指数(TOPIX)は1・14ポイント安の1606・52。出来高は約11億1100万株。

 EUの特別首脳会議で英国の離脱時期を10月末まで再延期することで双方が合意し、世界経済が混乱する事態はひとまず免れたとの見方が生じた。ただ「今後も英国では何も決められない状況が続くのではないか」(大手証券)との声もあり、買い注文が大きく広がる展開にはならなかった。

 米欧の中央銀行が年内は利上げを見送るとの観測が強まり、今後対ドルや対ユーロで円高が進めば日本企業の業績への逆風になると意識された。売り買いはともに勢いを欠き、11日の東京市場は終始方向感が乏しかった。