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【シニアライフよろず相談室 Season2】生前整理・遺品整理で大切にしたい3つのこと (1/2ページ)

★生前整理・遺品整理(4)

 今回は、「生前整理・遺品整理で大切にしたい3つのこと」について紹介します。

 一番大切なことは「遺すものを決めておく」ということです。遺すものさえしっかりと決めていれば、最悪の場合、それ以外のものは処分されても大丈夫という状況が作れます。

 そこでお勧めしているのが「思い出BOX」です。みかん箱くらいの大きさの箱を1箱用意して、そこに思い出の品や写真などを入れておくというものです。1箱で足りない場合は、2箱、3箱になってもよいと思います。「これは絶対に遺してほしい、引き継いでほしい」という物を決め、「思い出BOX」の存在を家族に伝えておくことが重要です。

 二番目は「遺品整理について家族と話しておく」ということです。遺される側として困るのは、「指示がないこと」です。「処分していいよ」という指示があれば迷うことなく処分できますが、それがないと兄弟姉妹で意見が分かれてしまったり、いざこざの原因になったりすることもあります。

 三番目にお勧めしたいのは、「マイベストショットアルバム」の作成です。

 遺品整理の現場で写真が出てきた場合、弊社では必ずご家族に確認いただいています。「うわぁ。懐かしい」と目を細めるご家族の様子を目の当たりにして、写真をお渡しできてよかったと思いますが、一方で、もし、ご本人の生前に家族みんなでこの写真を眺め、思い出話に花を咲かせる機会があったとしたら、どんなに有意義だっただろうかと考えてしまいます。

 そこでお勧めしているのが「マイベストショットアルバム」の作成です。思い出の写真のベスト盤を作るイメージです。そして、ご自身の誕生日や年末年始など、家族で集まるタイミングで、作成した「マイベストショットアルバム」を真ん中に置き、お子さんやお孫さんとお話しする機会をぜひつくってみてください。

 貴重な写真を物理的に遺すことも重要ですが、「マイベストショットアルバム」の作成の醍醐味は、写真の背景にある記憶や思いを家族の歴史の1ページとして伝え遺しておくことにあると思います。

 筆者も昔の写真を見ながら両親に話を聞いたことがあるのですが、昔の知らない話が出てくるわ、出てくるわ。自分の子供にも将来伝えてあげたいと思う貴重な話がたくさん聞けました。

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