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【定年後 難民にならない生き方】「保険の見直し」が“残念な家計”への落とし穴に? ファイナンシャルプランナーが解説 (1/2ページ)

 定年が近づくにつれ、「保険の見直し」が気になり始めたという話を耳にする。「再就職すると収入が減るので、これまでの保険料を支払っていけるのか心配になった」(58歳・男性)、「入れるうちに、貯蓄性のある保険に入っておきたい」(62歳・男性)など、思惑はさまざまだが、「少しでもいい保険に入りたい」という願いは共通する。

 街角やショッピングセンターなどで「保険の見直し」「相談無料」といった看板を見かけ、心惹かれた経験はないだろうか。実は、そこに“残念な家計”への落とし穴があるという。いったいどういうことなのか。家計管理の失敗事例と改善策を紹介した書籍『となりの家(うち)のざんねんなお金の話』が話題のファイナンシャルプランナー、横山光昭氏に聞いた。

 「いわゆる『保険ショップ』と呼ばれる店舗では、加入している保険を無料で診断し、最適だという保険のシミュレーションや助言をしてくれます。こう聞くと、たいへんお得に思えますが、無料相談をきっかけに、売りたい商品を売りつけていると考えるとどうでしょうか。無料でサービスを提供してもビジネスが成立するカラクリが見えてきます」

 まず、知っておきたいのは「保険という商品は乗り換え(見直し)すると損失が生じる場合がある」ということ。なかでも「貯蓄型」の保険は損失が大きくなることがあると、横山氏は指摘する。

 「ドルをはじめとする外貨建ての商品の場合、為替変動も加わって数十万円、数百万円といった損失になるケースもあります。そこまで極端な損失ではなくとも、保険の乗り換えを繰り返した結果、じわじわ損を積み重ね、後悔するケースが後を絶ちません」

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