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【経営者目線】任期満了を前に「アベノミクス」を総括 私の答えは「誤算を認めて修正を期待する」 (1/2ページ)

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 「アベノミクス、あれ失敗でしょ?」

 ある上場企業の有名経営者が私に言った。経営者は経済の最前線にいる。任期満了を前に、私なりにアベノミクスの総括をしたい。

 1~3月期の実質国内総生産(GDP)が先月20日発表され、事前予測に反してプラス成長となった。輸出以上に輸入が落ち込んだことによる統計上のトリックが大きい。「景気は悪くなっている」と受けとるべきであろう。

 私が参院議員になった6年前は、「デフレ脱却」と「経済再生」を目標に掲げたアベノミクスが始まった時期だった。私は日本のデフレは「円高こそが諸悪の根源だ」と考えていた。その点、円高を是正して、円安に振らせる点からみて、アベノミクスは正しかったと思う。

 「異次元の金融緩和」や「財政出動」「成長戦略」も正しいと思った。問題は、日本の財政が痛むことだったが、経済成長を達成できれば、財政はカンフル剤(景気回復政策)によって、健全化できる。カンフル剤で円安になった後に、実体経済を高めていければと考えた。経済成長の条件付きから考えれば、アベノミクスは日本の国が打つ「最後のばくち」だと思った。

 政治家は実体経済を知らない。経営者の視点を生かし「実体経済を上げる一翼を担いたい」と政治家になった。しかし現実問題として、アベノミクスは想定外の誤算が付いた。

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