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【経済快説】キャッシュレス決済といかに付き合う? 適応へのヒントは「現金が持つ長所」の意識 (1/2ページ)

 どの方式・会社が主流になるのか競争の帰趨(きすう)はまだ見えないが、キャッシュレス決済の普及は今後進むだろう。われわれは今後キャッシュレス決済に適応しなければならない。

 現金決済には3つの難点がある。

 まず、現金の発行、ATM(自動支払機)等の維持コスト、さらに店舗などで会計を締めて現金を数えて夜間金庫に運ぶなどの現金管理の処理コストが高い点だ。

 次に、現金、特に高額紙幣は脱税や違法な取引などに使われやすいことだ。ただし、お金の流れをつかまれたくない取引に対しては、政治家やその支持者層も含めて大きなニーズがあり、キャッシュレス決済の普及との関係は微妙だ。加えて、現金は手から手に渡るので不衛生だという点も見落とせない。

 他方、現金が持っている長所が2つあり、これを意識しておくことがキャッシュレス決済への適応のヒントになる。

 現金は、支出額の管理をしやすい。1カ月に使える現金をあらかじめ幾つかの封筒に分けて入れておいて(分け方には複数の流儀があるが)毎月の支出額を管理する方法を見聞きされた読者もいらっしゃるのではないか。

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