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【バフェットの次を行く投資術】成功ノウハウの上に投資ビジネス立脚「オリックス」 関西ルーツに“なにわあきんど”の「やってみなはれ」精神 (1/2ページ)

 オリックス(8591)は「総合投資会社」といってもよい業態に変わっている。そもそも同社が事業投資を始めたのには、やむにやまれぬ事情があった。1983年、船舶不況の時に約70隻の船のリース先が倒産してしまったのだ。

 通常は、融資(リース)資金の回収を行うために、担保物件の船舶を市場で売却して資金を回収するが、市況が悪いときに売却するのだから、当然買いたたかれ、回収資金はごくわずかだ。

 そこで同社は違う方式をとった。リースしていた全隻を引き取り、自社で運行を始めた。そのうち市況が良くなってきたところで売却し、利益も出したのだ。

 船舶での経験がオリックスの今のビジネスの原点である。この経験を生かし、航空機も不動産も手がけているうちに事業再生のノウハウが蓄積され、それが他の領域でも生かされるようになったというわけだ。

 旅館の再生においても、ひとつの成功例をきっかけに多くの旅館・ホテルから依頼をもらうことになり、旅館の活性化事業や運営事業が拡大している。

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