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【大前研一 大前研一のニュース時評】アマゾン&ライフが「生鮮食品」配送で提携も… 両方とも「大変だぞ」 (1/2ページ)

 インターネット通販大手のアマゾンジャパンは、食品スーパー大手ライフコーポレーションと提携して生鮮食品を配送する。売れ筋商品を最短2時間で届けるアマゾンの有料サービス「プライムナウ」にライフが出店する形になる。

 ライフコーポレーションは、単独の食品スーパーとして売上高1位。5月30日現在、大都市圏を中心に273店舗を運営している。

 利用者はスマホなどの専用アプリで生鮮食品を注文。ライフの店員が店頭から該当する商品を集めて梱包(こんぽう)し、アマゾンの配達員に手渡す。東京都内の一部地域で年内から始める。

 実は私も、かつて「エブリデイ・ドット・コム」というネットスーパー事業を15年にわたって経営し、各地のスーパーと提携して生鮮食料品の宅配を展開していた。その経験から言うと、スーパーとネットが単純に組んでもうまく展開させるのは難しいと思う。

 私たちが当初やったのは、スーパーの開店の約2時間前からカートを押して、注文された食品を棚から取るという方式。注文が5人や10人なら何とかなるのだが、50人、100人となると、大勢がカートを右に左に動かすので大混戦。といって、10人分をいっぺんにこなそうと思っても、混乱してわからなくなる。

 そこで、注文された品物が自動的にカゴに落ちてくるベルトコンベヤーのシステムを作ったが、装置にものすごくカネがかかった。ライフはこのようなやり方をしないでカートによるピッキングだけでできるのだろうか。

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