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【セカンドキャリアの達人に聞く】人生、無駄なことはひとつもない… 元アイドルから日本一の女性バーテンダーに! (2/2ページ)

 生活のスケジュールは過酷を極めた。

 「パチスロ店で夜の11時から朝までロケをして、お店で1時間仮眠をして朝9時から夕方の6時までカフェバーで働き、そのあと、舞台の稽古とか。1日3、4時間も眠ればいい方でしたね」

 そして、ついにダウン。過労で入院してしまった。「あと1年だけやって引退しよう」と芸能界を去る決意をしたという。

 引退後は、アルバイト時代からやっていたバーテンダーの仕事に本格的に取り組んだ。複数の店で修行を重ね、3年前に独立した。

 「バーテンダーの仕事は奥が深い。勉強をしてもしても、次々と新たな発見があります」

 カクテルコンペティションでの受賞、ソムリエやベネンシアドールをはじめ数々の資格を取得するなど、研さんと挑戦を怠らない。

 2017年には、「東京インターナショナルバーショー+ウイスキーエキスポジャパン」で開催された女性バーテンダー日本一を決める「第5回なでしこカップ」で優勝した。

 積極的に競技会に出場して成績を残したり、資格を取ったりすることによって「お客さんを安心させたい」とも考えたという。

 「単なる元アイドルがやっている店だと思われたくなかったんです。でも、最近では、こうして『元アイドル』のバーテンダーとして取材を受けることも多いし、人生、無駄なことはひとつもないなと思いますね(笑)」

 今後の夢は?

 「女性のバーテンダーも増えてはいるんですが、いまだに『女のバーテンダーが作るカクテルなんて』という偏見がある世界なんですよ。それを変えていきたい。それから、札幌出身なので、すすきのにも出店したい。結婚も出産もしたいです」

 人生、夢はひとつではない。(渡辺タカコ)

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