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【定年起業への挑戦 実践編】フリーランスでも家族で仕事を共有! 仕事を継続させる秘訣は「ネットワークづくり」 (1/2ページ)

 還暦を過ぎてもクリエーティブの現場で活躍を続ける武蔵浩太さん(仮名)。武蔵さんは40代半ばでフリーランスに身を転じ、以来多少の増減はあるものの、61歳になる今まで安定的に仕事を請けている。仕事を継続させる秘訣(ひけつ)は何なのか?

 「ネットワークづくりが大切ですね。いざというときに相談できる仲間をたくさん持っておくことです。また、受注した仕事の納期は絶対に守ること。仲間に発注した場合はその支払いも絶対に守ることです。当たり前のことですけどね」(武蔵さん)

 つまり、約束を守ることにつきるということだ。取引先から支払いが遅れたときも、武蔵さんは仲間への支払いは必ず守る。「そこで苦労したこともありました」と笑う。

 痛い経験もした武蔵さんは、受注額が50万円を超える依頼については必ず契約書か業務請負依頼書を交わすようにしているという。やはり、お金にまつわることはしっかり書類で確認しておくということだ。

 その他に苦労したことを聞くと、「前職の会社は円満退社で、仕事を渡してくれるという約束をしてもらえましたが、それはあまり守られませんでした」と話す。

 そんな武蔵さんには強みがあった。奥さんがグラフィックデザイナーで、セットで仕事を受注できたことだ。独立以来夫婦で実績を積み重ねてきた。さらに武蔵さんの娘さんも、大学でデザインを学んでいるという。

 「社会で少し経験を積んだ後、10年後ぐらいに私の仕事を継いでくれたらうれしいのですが」

 フリーランスで働くことには厳しさも多いが、こうして家族で仕事を共有でき、継承してもらえるなら、充実感もひとしおだろう。(取材 構成 藤木俊明)

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