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【トップ直撃】建設とテクノロジーの融合!スマホで簡単に施工管理「アンドパッド」開発 建設業界とIT業界の共通点とは… オクト・稲田武夫社長 (1/3ページ)

 建設業とテクノロジーの融合「建設テック」で成長中の新興企業だ。スマートフォンなどで簡単に施工管理ができるアプリを開発、現場監督や職人の働き方を変える取り組みを進めている。畑違いのように見える建設業界とIT業界だが、実はは共通点も多いという。(中田達也)

 --「&ANDPAD(アンドパッド)」とはどのようなものですか

 「施工管理のアプリで、現場監督さんや職人さん、電気の工事会社さんなどが、着工から完工までのやりとりを共有できるサービスです。工程表や図面、仕様書を共有したり、現場の写真をアップすることもできますし、チャット(文字での会話)も可能です」

 --開発のきっかけは

 「現場監督の数が不足し、労働環境が過酷だと思ったことです。われわれのサービスは、家やアパートの建築やオフィスの施工、ハウスクリーニングなど10億円以下ぐらいのプロジェクトが対象ですが、こうした工事では監督さんが1人で複数の現場を同時にマネジメントしていることもあります。そこで、疑似的にもう一人、アンドロイドのような存在がいればという思いで名前を付けました」

 --こうしたアプリを使わない場合は

 「電話とファクスでのやりとりをすることが多いですね。現場監督さんは毎日、複数の業者にファクスを送ったり電話をしたりし続ける仕事になっています」

 --ユーザーからはどのような声がありますか

 「現場の状況を確認できるし、履歴も残るので行き違いがなくなるという声をいただきます。テクノロジーの会社なんですが、説明会を月に70回ぐらい開き、職人さんに操作方法を覚えていただくという取り組みもしています」

 --建築業界で受け入れてもらえた?

 「僕自身、業界の人間じゃないので、『なんであなたがやってるの?』とか『どうせすぐやめちゃうんでしょ』といった声も多かったですね。一方で『こういうのを待ってたよ』『本当に作ってくれるならいくらでも協力するよ』と応援していただく社長さんもいらっしゃいました。そうした方々のおかげでいまがあると思います」

 --現在力を入れているのは

 「建築や住宅は地場産業なので、地場の会社さんとのお付き合いを深めるために拠点を増やしています。ITで困ったときに相談できる存在になりたいと思います。建設・建築業界は労働力不足で、ほかの業界に比べて圧倒的に高齢者が多いのが特徴です。業界の人も何とかしたいという思いがあるので、アンドパッドで体現したいですね」

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