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【トップ直撃】「人生の最後」をデザイン 人材紹介業や情報メディア、訪問介護も ライフアンドデザイン・グループ村元康社長 (1/3ページ)

 人生のエンディングをどう演出するか。経営コンサルティングや葬祭事業を手がけるなかで、「ライフデザイン」のサポートを目指している。創業から3年で急成長している会社のトップは、経営のかたわら、大学で教鞭(きょうべん)を執る先生の顔も持つ。(中田達也)

 --葬儀の市場はどのような状況ですか

 「20年ぐらい前は1兆8000億円規模といわれていましたが、私は当時から、死亡者が増えても市場は大きくならないのではないかと主張してきました。現状はそのようになっていますね。業界のパイが縮小していることは間違いないと思います」

 --葬儀の規模が小さくなっている?

 「会葬者の数が減っていることは事実ですね。昔は地域共同体が送り出していましたが、次第に葬儀会社がフルパッケージで手がけるようになり、参加する近所の人がどんどん少なくなっていきました。また、仕事を引退して年数が経過してから亡くなる方が増えたことで、会社とのつながりが薄くなっている傾向もありますね」

 --個性的な葬儀の方法も話題になりますが、増えていると感じますか

 「実際のところ、あまり感じていませんね。通夜や告別式を行わずに火葬する“直葬”も騒がれていますが、それほど割合が増えているとは感じていません。直葬をやってしまった後に、仏壇に手を合わさせてほしいと家に来たり、何で葬儀をやらなかったのかと言われたりして後悔することもあるそうなんです」

 --葬祭業に対する取り組みを教えてください

 「コンサルティングから入っていき、地域に合ったコスト体系の見直しを提案してきました。そうした経緯で、葬祭業者をグループ化していきました」

 --コスト削減はどうやるのですか

 「たとえば外注を減らして内製化することですね。代表的なものが花です。会館もコンビニぐらいの大きさで行うという出店政策です。サービスは手を抜くと分かってしまうので、それ以外のところでコストカットしています」

 --葬儀の価格はどのように設定していますか

 「地域ごとに相場観がありますが、ミドルクラスのプライスレンジを維持していて、平均では100万円を切っていると思います。価格帯別で花の飾りなどが写真でひと目でわかるアプローチブックを用意しています」

 --低価格をうたう会社もあるようですが

 「15万円でやりますという葬儀会社もありますが、結局はいろんなものが追加されて50万円ぐらいになってしまうことが多いようですね」

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