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【トップ直撃】プレミアムブランドで「お酒の楽しみを広め、深める」 モルソン・クアーズ・ジャパン、齊藤幸信社長 (1/3ページ)

 低アルコール飲料の「ZIMA(ジーマ)」やクラフトビールの「ブルームーン」などのプレミアムブランドを持つモルソン・クアーズ・ジャパン。学生時代からヨットマンとしてならし、アジアビジネスの経験が豊富な齊藤幸信社長(55)は、競争の激しい市場で「お酒の楽しみを広め、深める」ことを目指して経営の舵取りを続けている。(中田達也)

 --ラグビー・ワールドカップ(W杯)期間はビールの消費量が増えているそうですね

 「試合の開催地や、外国人がよく行くバーなどで特にすごいことになったみたいです。知り合いのビアバーでも、閉店間際にラグビー観戦の外国人のお客さんが5人ぐらい入ってきて、1樽(約20リットル)飲んだという話を聞きました」

 --2020年東京五輪でもインバウンド(訪日外国人)が増えそうですが

 「日本のインバウンドの9割は中国、韓国、香港、台湾からだったのが、それ以外の国からも来年にかけて増えるので、チャンスとして生かしたいと考えています」

 --主力製品はジーマですね

 「日本で二十数年売っていますが、いろいろ新商品も出しています。日本市場は世界でも新製品の開発スピードが速いので、対応する狙いもあります」

 --新たな取り組みも

 「瓶入りのものがスタンダードですが、20年前に若者だった人にもう一度飲んでいただくために、糖類ゼロ、人工甘味料ゼロ、プリン体ゼロでアルコール7%の330ミリリットル缶『ジーマ ゼロアンドドライ』を作りました」

 --ほかのブランドは

 「クラフトビールの『ブルームーン』は売り始めて5年です。『ミラージェニュインドラフト』は2年前にモルソン・クアーズがミラーを買収したので、去年から日本で再発売しています。タイの『シンハービール』は今年からわれわれが日本で独占販売しています。全てプレミアムのインターナショナルブランドです」

 --プレミアムに絞る狙いは

 「外資企業で、輸入品を扱ううえで、必然的にプレミアムでないと戦えないという面もありますが、お酒の楽しみを広める、深めるというところが役割があると考えています」

 --飲み方にも違いが

 「日本ではビールの8割が家庭用といわれていますが、われわれの商品の場合、バーやレストランなど外飲みが多く、5対5ぐらいの割合なんです。お酒とエンターテインメントがくっついたところにも存在意義があります」

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