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【渡邉美樹 経営者目線】知っていますか、家でも出席になる法律 不登校のための学園を設立 (2/2ページ)

 クラスジャパンは、その課題解決を担う。法制度を活用し、簡単な手続きのインターネットスクールを開講。生徒には、担任制度で寄り添う先生がつく。映像授業を実施し、24時間好きな時間に学ぶことができる。保護者に代わり、生徒の在籍校との折衝も行う。不登校でも、学んだ実績が評価され、内申点がつく。

 塾ではなく、義務教育に入り込んだことが特徴だ。すでに、40以上の自治体が提携・協議という形で、この取り組みに注目している。不登校の理由の1つは、家庭の状況であり背景に貧困もある。そこも意識した、経営をしていく。

 不登校には、「分からないから授業を受けたくない」など学習面の理由も多いが、ネットスクールでは、到達度に従って再履修も可能だ。

 また、ネット上のチャットで担任とやりとりするため、より気軽に相談できる点が大きい。実際の学校の教師には打ち明けられなかった胸の内をチャットで告白する子供が続々と出てきている。

 私も先日ある不登校の男の子と会話をした。学校に行きたくないというので、まずは「行かくなくてもいいよ」と答えた、その上で「将来の夢は」「好きなことは」と質問した。そこから、未来や夢のきっかけを見つけ「それなら勉強した方がいいよ」と丁寧に寄り添う。

 勉強再開の一歩目がまずはインターネットでもいい。日本中で、ネット上の担任の先生が子供に寄り添えば、現実は少しずつ変わる。皆さんの周りに不登校の子供がいたら、ぜひ一度インターネットで「クラスジャパン」と検索してほしい。

 私自身も「再スタートはいつからでもできる」と、合言葉を伝え続ける学園長であり続けたい。 (ワタミ代表取締役会長 兼グループCEO)

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