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東証4日連続で年初来高値 米中協議期待、過熱警戒も

 8日の東京株式市場は米中貿易協議が進んで摩擦が和らぐことへの期待から買い注文が優勢になり、日経平均株価(225種)は4日連続で年初来高値を更新した。終値は前日比61円55銭高の2万3391円87銭で、約1年1カ月ぶりの高水準。相場の過熱を警戒する売りが出て、小幅な下げに転じる場面もあった。

 東証株価指数(TOPIX)は4・64ポイント高の1702・77。約1年1カ月ぶりに終値として節目の1700台を回復した。出来高は約16億2600万株だった。

 米中が発動済みの追加関税の段階的撤廃で合意したと中国商務省が明らかにした。対立が激化していた米中が歩み寄るとの観測から平均株価の上げ幅は朝方に一時260円を超えた。円安ドル高基調や7日の米ダウ工業株30種平均の過去最高値更新が追い風となった。

 だが追加関税撤廃の実現に懐疑的な見方もあり、相場は徐々に勢いを失った。平均株価終値が7日までの1カ月間で2000円近く上がったことから、割高感を意識した売りに押された。