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LINE株、「買収報道」直前の急騰劇 孫正義会長の野望とは 「還元策」減少なら消費者は損? (1/2ページ)

 孫さん、どこまで買うの? 孫正義会長兼社長(62)率いるソフトバンクグループが、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)を実質的に買収することが分かった。ZOZO(ゾゾ)に続く大型買収で、国内最大のIT帝国が誕生することになる。関係者を驚かせた買収報道は13日夜に流れたが、その直前にLINE株が急騰するなど不可解な動きを見せている。

 ソフトバンクグループ傘下でヤフーのサービスを展開するZホールディングスとLINEを経営統合させる方針。ソフトバンクグループとLINEの親会社、韓国IT大手ネイバーが折半出資する新会社を設立することを検討、月内の合意を目指す。

 実現すれば国内ネット業界で売上高が首位になる。LINEは旧ライブドアの残党が立ち上げた企業が母体であり、国内ネット業界の栄枯盛衰を反映している。

 ZホールディングスとLINEなどは14日午前、両社の経営統合に関して「協議を行っていることは事実」などとするコメントをそれぞれ発表した。

 ソフトバンクグループは9月中間期で155億円の営業赤字を計上、LINEも1~9月期で275億円の営業赤字となるなど両社とも業績が悪化している。

 こうしたなか、ソフトバンクがLINEを狙う動きは週刊文春10月10日号でジャーナリストの森岡英樹氏がスクープしていた。森岡氏は「ソフトバンクは投資損を抱え、LINEも財務内容が良くないので、互いにメリットがある。みずほフィナンシャルグループがメーンバンクという共通点もあるが、それにしても短期間で話がまとまったという印象だ」と話す。

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