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【住まいの処方銭】入浴のリスクを減らす(4) 「高齢者入浴アドバイザー」資格を取得して事故なくそう!

 熱めの風呂が好きな人は多い。だが、シニアにとっては身体への負担を考えると避けたほうがよい。

 「高齢者入浴アドバイザー協会」(東京都中央区)では、主に家庭での高齢者の入浴にまつわる事故を減らそうと「高齢者入浴アドバイザー」資格を運営している。資格保持者が、自分の周囲にいる高齢者に、入浴方法や注意事項を教えていけば、事故は減らすことができる。

 同協会の代表理事の鈴木知明さんによると、現在、資格者は高校生から90歳代まで全国で約860人にのぼるという。

 「家族に高齢者がいるといった個人の方をはじめ、ケアマネジャーやヘルパーといった介護関係の業務に就く方、仕事に生かそうと建築やリフォーム関連の仕事に携わる方、温泉や銭湯を運営している方、温泉好きの方などいます」

 資格取得には、テキストの『高齢者の安全入浴に関する教本』(770円税込)をインターネットなどで購入して、高齢者を取り巻く状況や、理想の入浴プログラムについて、自分のペースで学んでいく。本に挟まれているはがきにテストの回答を記入して、郵便で投函(とうかん)する。メールで合否が通知されるので、合格すれば認定料3000円を入金すれば、認定証が送付される。

 高齢者入浴アドバイザー資格者が「認定講師養成セミナー」を受講すれば、自分で高齢者の入浴にまつわる講座やセミナーを開催し、認定講師として活躍できる。入浴アドバイザー資格と、認定講師の同時取得も可能だ。

 同協会では今年11月、小学生がお風呂に入るときに学んでおきたいマナーや注意点をまとめた小冊子『小学生向けお風呂の教科書』(330円税込)も発行した。身体に負担のかからない入浴方法について、孫から教えられることも多くなりそうだ。(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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