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【今日から始める10万円株】2020年は「脱プラ元年」の可能性 “紙製品”扱う企業に注目! 「国際紙パルプ商事」など

 スペインで開かれていたCOP25(国連気候変動枠組み条約締結国会議)が閉会した。同会議で演説を行った小泉進次郎環境相は、「日本のプレゼンスが高まった」と発言しているが、環境対策に関する日本の評価は世界では高くない。

 環境問題の最たるものと言えば、エネルギー関連だろう。だが、再生可能エネルギーのトップバッターだった住宅用太陽光発電が停滞しているほか、風力やバイオマスなども、石炭や原子力にとって代わるにはまだ不十分。やはり国策として10年、20年と長期で推し進めなければ根本的な解決には至らない。

 「できることからコツコツ」というスタンスが重要になりそうだ。

 環境対策として足元で急速に広がっているのが「脱プラスチック」。欧州では、2021年までに使い捨てプラスチック製品の流通が禁止されることが決まっている。日本では来年7月からプラ製レジ袋の有料化が義務付けられるが、すでに街のコーヒーチェーンなどでは紙のストローなどが使われるのを目にするようになった。来年は「脱プラ元年」となる可能性がある。

 そこで、「脱プラ」関連の10万円株を紹介しよう。まずは、紙の専門商社である「国際紙パルプ商事」(9274)。海洋プラ汚染の問題解決や、環境負荷低減に向けた製品の開発に力を入れている。3万円程度と少額で買えるのも魅力(16日現在、以下同じ)。

 包装資材や紙の器などを手掛ける「野崎印刷紙業」(7919)。料理や食品などを入れる紙のトレーを手掛けており、今後は代替需要が期待できそう。こちらも株価が2万円以下の低位株。購入単価も2万円弱と少額だ。

 プラスチック加工大手の「タキロンシーアイ」(4215)。植物由来のバイオプレートの開発に成功している。収益への貢献というより、材料性がある点で注目しておきたい。7万1800円で購入可能。

 エコバッグがヒットしている雑貨販売の「トランザクション」(7818)も面白い。購入単価が10万1800円と少しオーバーしてしまうが、“ほぼ”10万円株として挙げておきたい。(吉田礼音)

 【2019年12月18日発行紙面から】

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