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【売れないモノを売る極意】「令和」の真意を感じられる新商品 お正月にぴったりの和菓子「あも歌留多」 (1/2ページ)

 もうすぐ令和初のお正月。巷では新時代らしい斬新な「おせち料理」が話題を集めています。百貨店ではハンバーグやローストビーフでつくった「肉おせち」や、プチケーキが詰まった「スイーツおせち」など、風変わりなおせち料理がズラリ。コンビニには、おひとりさま用の「100円おせち」がお目見えします。

 ハースト婦人画報社が発表した「2020年おせちに関するトレンド調査」によると、令和初のお正月に「おせち料理」を買う人は過半数を軽~く超える65・2%。今やおせちは作るものではなく、買うものなのです。女性の社会進出が進む中「お正月はラクしたいし、ぜいたくもしたい」というニーズが高まっているのでしょう。その気持ち、よくわかります。私もここ数年「おせち料理」を作っていません。

 しかし、「令和」は万葉集ゆかりの言葉で「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められていたはず。それなのに、家族の幸せを願いながら手作りされてきた「おせち料理」という文化が、令和の時代にビジネスと化してしまうのは、ちょっと残念な気もします。

 そこで「令和」の真意を感じられる新商品はないか、調べてみました。 見つかりました!

 人気商品に、あえて手作りの手間を加えた新商品が発売されていたのです。和菓子メーカー「叶匠寿庵」が11月に発売した「あも歌留多(かるた)」という商品。約半世紀の歴史を誇る人気商品「あも(小倉あんと求肥の和菓子)」に百人一首の歌留多をデザインした最中(もなか)種をつけて、「最中種に挟んで食べましょう」と“令和の新しい食べ方”を提案しています。しかも最中種にデザインされた歌留多は“かるたの聖地”として知られる近江神社(大津市)ゆかりの小倉百人一首をモチーフとし、パッケージの題字は、近江神社の佐藤久忠宮司の書という念の入れようです。

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