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【トップ直撃】キャッシュレスが当たり前の時代、重要なのは「ネットとリアルの融合」 ソニー銀行・住本雄一郎社長 (3/3ページ)

 --これからの銀行のあり方について

 「私たちは『貯める』『増やす』『使う』を最新のテクノロジーを使って最適な提案をする銀行を目指していますが、いちばん大事なのは『使う』だと思っています。何のために貯め、増やすのか。大げさに言うと、人生をどう生きたいかをいかにサポートするかがすごく重要だと考えています」

 ■「年に1、2度フルマラソンを走ることが目標」

 【ソニー】 大学卒業後、ソニーに入社。「世の中に自分の作ったものが見える形で存在するメーカーがいいと考えていて、その中でも世界に通用するソニーがいいと思いました」

 入社式で創業者の一人、盛田昭夫氏から聞いた話が印象深かったと振り返る。

 「学生の間はお金を払って勉強しなくてはならなかったが、会社に入ったら勉強がいっぱいできて、しかもお金ももらえる。こんなに素晴らしいことはないんだから、いろいろなことを吸収しろと言われたのを覚えています。この話を新入社員にも伝えているんですが、あえて逆に、会社でお金をもらえるということはそんなに面白いことばかりじゃないけど、自分で面白くすることはできる。自分の考え方や人との接し方で、そういう努力をしてほしいと話しています」

 【メーカーから金融】 ソニーで最初に配属されたのは厚木工場。「放送局用のビデオテープレコーダーなどを作っていました。その後は東京本社の国内営業本部に異動して、国内の販売政策やプロモーションをしていました。当時はベータマックスがVHSに引き離されていった時期を経験して、次の世代の8ミリビデオで巻き返しを図っていました」

 その後、ソニー・プルコ生命(現ソニー生命)に。「転勤だからと言われて、生命保険会社だったので驚きました。新しい販売代理店がどんどん誕生して成長していくなかにいたので面白かったですね。人生をどう生きるかをお客さまと話すということでは、いまの仕事にも影響を受けていると思います」

 【家族】 妻と24歳の長女、21歳の長男。ペットはオス11歳のボーダーコリーで、名前は「ハリー」。

 【マラソン】 「週に1回程度15~20キロ走って、年に1、2回フルマラソンを走ることを目標にしています」。ベストタイムは4時間23分。

 【酒】 家で飲むのはワインが多い。休みの日にはカリフォルニアやイタリアのワインとチーズを楽しんでいる。

 【座右の銘】 「ソニー生命時代、合弁相手のプルデンシャル生命で学んだ言葉で『CイコールC』というのがあります。最初のCはContribution(貢献)で、後のCはCompensation(報酬)。貢献するから報酬がもらえる。お客さまに貢献することがまずあるという考え方だと理解しています」

 【会社メモ】ソニーフィナンシャルホールディングス傘下のインターネット銀行。本店所在地・東京。2001年設立、19年3月期の連結経常収益は460億円、当期純利益63億円。従業員数498人(19年3月現在)。

 ■住本雄一郎(すみもと・ゆういちろう) 1958年2月28日生まれ、61歳。大阪府出身。大阪府立北野高校、京都大学法学部卒。80年ソニー入社、88年ソニー・プルコ生命保険(現ソニー生命保険)入社。同社執行役員専務などを経て2016年ソニーフィナンシャルホールディングス専務取締役、ソニー銀行取締役。17年6月ソニー銀行代表取締役社長に就任する。

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