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NY株も“新型肺炎ショック” 4日続落、原油需要減少の見方に売り優勢

 市場にも新型肺炎ショックが続いている。24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4日続落した。週明けの東京市場も売り圧力が継続しそうだ。

 ダウは前日比170・36ドル安の2万8989・73ドルとなり、2万9000ドルを割り込んで取引を終えた。

 朝方はインテルの好決算を好感し、半導体関連銘柄を中心に値を上げた。しかし、米国内で2人目の新型コロナウイルスの感染者が確認されことから、リスク回避や手じまいのための売りが加速。ダウ平均の下げ幅は一時300ドルを超えた。

 一方、24日のニューヨーク原油先物相場は4日続落し、指標の米国産標準油種(WTI)の3月渡しが前日比1・40ドル安の1バレル=54・19ドルで取引を終えた。昨年10月下旬以来、約3カ月ぶりの安値水準。新型肺炎の蔓延(まんえん)で中国などの景気減速に拍車がかかり、原油需要が減少するとの見方から売りが優勢となった。

 東京市場は24日の日経平均株価が小幅反発したが、新型肺炎の拡大に対する警戒感から、上げ幅は限定的で、「大勢の中国人が国内外を移動するため、感染状況を見極めたい」(大手証券)と慎重な見方が目立った。

 感染元となっている中国の市場は春節のため30日まで休場が続くことから、投資家のリスク回避姿勢の売りが東京市場に集中する可能性も指摘されている。