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【新・兜町INSIDE】分水嶺は107円98銭…為替「1月決定説」

 ドル円相場では「1月決定説」とも「1月効果説」とも呼ばれる傾向が知られる。1月に円安ならその年は円安に、円高なら年間で円高になるという単純明快なものだが、7割を超える高い的中率を叩き出している。

 昨年は年初に1ドル=107円85銭でスタートし、1月末は108円台の円安。昨年12月末は109円15銭台と年初比で円安で終わった。的中は3年連続。

 過去の戦績を振り返ると、1ドル=308円の固定相場制から変動相場制に移行した翌年の1974年以降、昨年までの46年で33勝13敗。この手の「法則」は市場に広まった途端に当たらなくなるものだが、勝率7割を超える好成績を残している。

 「法則」に従えば、1ドル=107円98銭を超える円安で月末を迎えると、今年は円安ということになり、輸出企業には追い風か。法則が外れたのは、主要国が円高誘導で一致したプラザ合意のあった1985年やトランプ氏が米大統領選を制した2016年など。いずれも世界経済が転換点を迎えた年だった。

 【2020年1月20日発行紙面から】

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