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【バフェットの次を行く投資術】投資判断に有効な「定性的情報」を集めるには…「会社案内」を熟読すること (1/2ページ)

 ■決算書だけでは企業は理解できない

 前回、企業の決算書の信頼性は決して高くないということを述べたが、決算書の数字が信頼できないのであれば、いったい何を基準に判断すればよいのであろうか。

 もちろん、バフェットも私も企業の決算書には必ず目を通す。ただし、それを無条件には信じないということである。

 バフェットの師匠であるベンジャミン・グレアムの名著(共著)である『証券分析』では、粉飾決算の見抜き方について、しつこいほど繰り返し述べている。

 それでも、重厚長大産業が主体のグレアムの時代やバフェットが若いころには、設備・資産が利益の重要な源泉だったので、決算書でそれらの内容を精査することにも、それなりの意味があった。

 しかし、今や多くの優良企業は、IT、ファブレスのように資産を保有しない業態である。このようなビジネスでは、決算書に記載されるような資産・設備は大きな意味を持たない。

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