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【凄腕アナリスト ザ・覆面】「新型肺炎」感染拡大が株式市場に影響 自社株買いと決算発表「モバイルファクトリー」に安心感 (1/2ページ)

 引き続き新型コロナウイルスによる肺炎拡大が株式市場に影を落としている。感染自体が収まっておらず拡大している過程では、報道されればされるほど影響が大きくなり、現時点においては実体経済への影響は未知数という不安感がマーケットを覆っている。

 今後、発表されてくる中国の経済指標などもリスク要因となる見込み。日経平均は当面、上値の重い展開を強いられることを想定し、日柄調整が長引くと見ておいていいだろう。

 一方、前週1月29日に今3月期第3四半期決算を発表した半導体製造装置のSCREENホールディングスが今3月期の通期業績見込みの下方修正と減配を発表した。業績の底入れ観測が高まっていた半導体関連物色も水が差された格好だ。

 全般相場が値幅を伴って調整となった局面で注目される材料の1つに配当利回りがある。買い出動のタイミングは難しいものの、3月の期末を控えて配当利回りの高い企業は注目度を高めてきやすい。

 もう1つの切り口が「自社株買い」だ。自社株買いは、企業の株価意識の強さが示された典型的な例。会社側が自社株を買い付けるので需給的にプラスに働く。現状では無配だが、1月29日に12月期本決算とともに自社株買いを発表した東証1部の「モバイルファクトリー」(3912)は注目できる。

 自社株買いは100万株(自己株を除く発行済み株式数に対する割合11・3%)、取得総額12億円をそれぞれ上限として、2月3日から6月30日の5カ月間を取得期間に設定している。

 2019年12月期業績は売上高31億9000万円(前期比7・1%増)、営業利益11億900万円(同30・7%増)と増収増益で、連続で過去最高益を更新した。

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