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東証急伸、554円高 トヨタ上方修正を好感

 6日の東京株式市場は、中国の対米関税引き下げやトヨタ自動車の業績上方修正が好感され、日経平均株価(225種)が急伸する展開となった。終値は前日比554円03銭高の2万3873円59銭で、約2週間ぶりの高値を付けた。上げ幅は今年最大。外国為替市場で円安ドル高が進行したことも追い風となった。

 東証株価指数(TOPIX)は35・15ポイント高の1736・98。出来高は約16億5400万株。新型コロナウイルスによる肺炎の治療薬を巡る報道や堅調な米経済指標を背景に、前日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が大幅高となった流れを引き継いだ。

 午後に入り、トヨタが2020年3月期の連結業績予想の上方修正を公表すると相場に安心感が広がった。日経平均株価は一段高となり、670円余り上昇する場面があった。

 中国政府が米中貿易協議の「第1段階」合意発効に伴う措置として、対米関税の一部引き下げを発表したことも好感された。上海や香港など他のアジア市場も上昇が目立った。

 市場では新型肺炎への過度な懸念が後退したが、「企業業績に与える影響はまだ不透明」(大手証券)との声は根強く、日経平均株価は節目の2万4000円を目前にして利益確定売りに押され伸び悩んだ。