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【独話回覧】「新型コロナウイルス不安」を日銀マネーが吹き飛ばす! 株式市場はウイルスに感染しない (1/3ページ)

 中国湖北省武漢市発の新型コロナウイルスは「世界の工場」を直撃し、世界的な景気後退懸念からニューヨークを含む株式市場を震撼(しんかん)させたが、下落は一時的で、最近は落ち着きを取り戻している。

 新型ウイルスの感染力は2003年の中国広東省と香港発の重症急性呼吸器症候群(SARS)を引き起こしたコロナウイルスをしのぎ、封じ込めるメドが立たずに全世界に拡散しつつあるというのに、なぜ株価は安定基調を保てるのか。

 答えは簡単だ。株式市場は新型コロナウイルスに感染しないからだ。というと、笑われるかもしれないが、要は株価を動かす主因はカネであり、カネには殺人ウイルスも侵入することができないという意味なのだ。

 では、株価のトレンドを決定づけるカネとは何か。ニューヨーク市場で動き回るカネはもちろんドルだが、そのドルはどこで生み出されるのかが問題になる。

 ドルは中央銀行である米連邦準備制度理事会(FRB)が発行するのだが、それは綿菓子のタネのようなものだ。金融市場での取引を通じて何倍、何十倍にも増殖していく。グローバルな資金移動が自由なのだから、海外からもカネが入ってくる。FRBがドルを追加しなくても、海外からいくらでもニューヨーク金融市場にカネが入ってくる。

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