記事詳細

東証反発、IT関連けん引 新型肺炎懸念で勢い欠く

 12日の東京株式市場は業績回復が期待されたIT関連株の一角がけん引し、日経平均株価(225種)は反発した。終値は休日前の10日と比べて175円23銭高の2万3861円21銭。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を懸念し、相場全体では勢いを欠いた。

 東京証券取引所第1部の6割近くの銘柄が値下がりし、全銘柄の値動きを示す東証株価指数(TOPIX)は3営業日続落した。終値は0・72ポイント安の1718・92で、1週間ぶりの安値。出来高は約13億9500万株。

 財務状況が改善するとの観測からソフトバンクグループが急伸した。半導体製造装置メーカーには半導体市況の持ち直しを見込んだ買いが入った。11日にハイテク株主体の米ナスダック総合指数が過去最高値を更新し、追い風となった。

 ただ新型肺炎による経済損失への警戒感から製造業、非製造業ともに売られる銘柄は多かった。市場では「株価が一段と上昇していく理由が見つからない」(中堅証券)との声があった。