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【トップ直撃】「中華くらげ」「とびっ子」などシーフード総菜の先駆け 「誰も見向きもしなかった」ニッチ食材で世界もとりこ! 大栄フーズ・岡康人社長 (2/4ページ)

 --アイデアと努力のたまもの

 「もうひとつヒットしたのがワカメです。それまでは柔らかい部分だけが使われ、茎の部分は捨てられていました。もったいないので細く裂いて切って食べてみたらやわらかくておいしい。それを売るとバカ売れしました」

 --世の中の流れを読むことも大事だと

 「原料は商社と組んで世界から集めています。水産物を扱っていると世界につながっているので情報は多いですよ」

 --成功の秘訣(ひけつ)は

 「大衆魚は大手の水産会社さんが扱えばいいと思います。われわれが狙うのは、あまり誰も扱わないニッチなもので、食卓に乗るとちょっと高くてもみんな食べたくなるものばかりで、そうするとシェアが取れるわけです。だれもが見向きもしないものを商材にしてきたのが、うちが利益を出してきた理由の一つです」

 ■香港では日本の10倍は有名

 --海外展開にも積極的です

 「売り上げの4割近くが海外です。香港では大栄フーズは日本の10倍は有名ですね。各国向けの『HACCP』(食品衛生管理の国際基準)のほか、イスラム教のハラル認証も取得しています。世界どこでも同じような味で十分通用しますが、すぐにまねされたり、“なんちゃって日本食”が多いのには腹が立ちますね」

 --日本食への思いが強いですね

 「いまから約40年前はフレンチやイタリアンばかりが注目されていましたが、日本食も『アジアの帝国料理』として絶対に定着するはずだと確信していました。和食が2013年に世界遺産に登録されたことで日本の食文化の魅力が証明されたと思います。訪日客も増えているので、日本人が作った日本の商品を食べたいというニーズは今後も高まると考えています」

 --国内の流通業界については、

 「地方のスーパーマーケットは統廃合が進んでいます。いま成長している大型のドラッグストアとの取引もこれから進めていきたいと思います」

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