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【新・兜町INSIDE】「売り禁止」「当局が買い出動要請」 新型肺炎で中国株に流れる“噂”

 新型肺炎の感染拡大が止まらない中国。株式市場は平常通りの取引が続いているが、投資家の不安心理を反映して出所不明の噂が飛び交っている。

 今月2日までの春節(旧正月)休暇中、上海の無期限休場説まで流れたが、市場閉鎖は回避された。しかし、春節休暇明け3日に先物取引を一時停止し、中国政府と証券監督管理委員会(証監委)は投機筋の封じ込めに動いた。現地では、「投資ファンドに株式の売り越しを禁止した」「証監委の買い出動要請を受けた保険会社が休場明け3日に100億元(約1600億円)規模の資金を投入した」などの噂が流れた。

 中国人民銀行(中央銀行)は3日、1兆2000億元(19兆円弱)の緊急資金供給を打ち出したばかり。20日には月1回の政策金利(1年物の最優遇貸出レート)発表が予定され、現行の4・15%から4%以下への引き下げが濃厚だ。利下げで通貨安となれば、人民銀が元買い・ドル売りの市場介入で対抗するとの見方が広がっている。投資家は「中国なら何でもあり」と考えているようだ。

 【2020年2月12日発行紙面から】

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