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【凄腕アナリスト ザ・覆面】連結子会社「ステムセル研究所」が上場申請 「日本トリム」中国での病院経営事業にも思惑 (1/2ページ)

 前年末比451円76銭安と急落で始まった今年の大発会だが、その1月6日の大引け後に1つのニュースリリースが発表された。

 民間臍(さい)帯血バンクのパイオニアとして将来の疾病や再生医療・細胞治療に備えて、臍帯血由来の幹細胞を長期保管するサービスを展開する「ステムセル研究所」。そのステムセルが1月6日付で東京証券取引所に新規上場を申請したというものだ。

 審査を経るため正式な上場発表はまだ先だが、ステムセルの臍帯血保管実績は国内の約99%を誇る。このリリースを発表したのが同社を連結子会社に持つ「日本トリム」(6788)で、ここから見直されてきそうだ。

 日本トリムは今3月期に売上高163億3600万円(前期比7・8%増)、営業利益26億3000万円(同16・9%増)、経常利益25億3000万円(同19・2%増)、当期利益14億8000万円(同18・4%増)の増収増益を見込み、年間配当は前期比10円増の70円(3月期末一括)を計画している。

 しかし、1月30日に発表した今3月期第3四半期(4-12月)営業利益は、前年同期比5・7%増の20億円と、通期予想に対する進捗率が76%にとどまり、前年同期の22%強の増益率と比べてダウンしていることが失望され、株価は大きく下げた。

 その結果、株価は子会社の上場申請を発表する以前の株価水準である4640円を下回る水準にまで調整しており、そろそろ材料の再評価に移行していいタイミングだ。

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