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【住まいの処方銭】シニアの片づけ(3) 携帯アラームで薬飲み忘れ防止

 「あれ、どこに置いたっけ」。年齢を重ねるといつも探し物をしているような気がする。

 片づけコンサルタントとして活躍し、シニア向けのブログでも片づけの知恵を伝授する橋本麻紀さんが、探し物を減らし、生活を快適にするアイデアの数々を紹介する。

 まず、橋本さんが提案するのは、思い出すのに時間がかかることがある暗証番号やパスワードの管理方法だ。これを「ノート1冊に記入する」ことが有効という。もちろん、情報管理には注意したいが、橋本さん自身も「ナンバーノート」という名称で、通販のIDやパスワードを時系列にメモしている。家族にも「もしものときには、これを見て」と伝えている。カテゴリーにはこだわらず、とにかく書き留めることが大事だそうだ。

 薬の飲み忘れ防止には、携帯電話の「アラーム」(目覚まし機能)や「リマインダー」(通知機能)の使用を推奨。毎日、同じ時間にセットし、アラームが鳴ったら薬を飲む。親にもやり方を伝えよう。

 カギの紛失防止策も試したい。カギにカラフルなストラップを付けて、バッグの持ち手に取り付けると、バッグのなかをごそごそ探す手間や置き忘れのリスクも減少する。「コイルやリール(巻取り)機能など伸びるタイプのストラップなら、カギの開け締めが楽です」

 家事の負担減にも取り組もう。食品の保存にはフタつきの耐熱ガラス容器が重宝するそうだ。「調理器具としてオーブンやレンジにも使えるうえ、そのまま食卓に出せます。残ったらフタをして冷蔵庫に戻せばOK。透明なので食べ忘れも防げます」。移し替える必要がなく、洗う手間も省ける。

 食器の数も見直しを。大皿や大鉢の出番がなければ、保管場所を移動するか処分も検討。「客用の食器を普段使いにするなど、好きなものを厳選して収納にゆとりができれば、出し入れも楽です」(不動産・住生活ライター 高田七穂)

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