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【サラリーマンサバイバル術】会社を退職させてもらえない…使用者の承諾は必要? (1/2ページ)

 【Q】 会社の上司からパワハラを受け、転職先を探していました。ようやく新しい会社から内定をもらい、上司に退職を申し出たのですが、「代わりの社員を採用するまで辞めさせない」「損害賠償を請求する」などと言われました。また、さらにパワハラがひどくなり、話が前に進まず困っています。退職代行業者を使って手続きをした方がいいのでしょうか。(20代・男性)

 【A】 雇用期間に定めのない労働者は、退職の意思表示(解約)の申し入れから2週間が経過すると、会社の意思にかかわりなく、雇用契約が終了します(民法第627条)。会社の就業規則に退職に関する手続きの規定が定められている場合もありますので、確認して行動しましょう。

 円満に退職したいところですが、最終的には退職に使用者の承諾は必要ありません。上司との話し合いが難しいようでしたら、内容証明郵便などを利用して「退職届」を提出し、退職の意思表示をしたことを明確にすることも手です。

 なお、就業規則に極端に長い退職申し入れ期間が定められているケースがありますが、労働者の「退職の自由」が極度に制限される規定として、無効になる場合もあります。適切な手順に沿って退職手続きを進めれば、会社が損害賠償を請求することは不当な行為となります。

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