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NY株急落、相場転換点 コロナ大流行1464ドル安

 11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急反落し、前日比1464・94ドル安の2万3553・22ドルで取引を終えた。下げ幅は過去2番目の大きさ。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症の「パンデミック(世界的大流行)」を認め、景気後退への懸念から投資リスクを回避する売りが膨らんだ。

 ダウ平均は2月12日の最高値から下落率が2割に達した。金融危機以来の「弱気相場」に入り、これまでの上昇基調から転換点を迎えた。コロナウイルスを巡る動向に一喜一憂して連日、乱高下しており、今後も波乱の展開が予想される。

 米国内の感染者が千人の大台を突破。移動制限やイベントの中止が増え、経済活動に悪影響が広がるとの警戒感が強まった。トランプ米政権が打ち出した景気対策の実現性に懐疑論が根強いことも売り要因となった。ダウ平均の下げ幅は一時1600ドルを超えた。

 ダウ平均を構成する全30銘柄が下落。業績不振が深刻化している航空機のボーイングが特に足を引っ張った。景気変動の影響を受けやすい化学のダウも下げが目立った。(共同)

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