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【こんな時代のヒット力】りんごを発酵させ“少し甘く爽やか”実現! メルシャン「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」 (1/2ページ)

 2019年3月、ワイン大手「メルシャン」(東京都中野区)が発売した「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」が売れている。

 開発は2年前。マーケティング部国産グループブランドマネジャー、大林万希子氏によると、「エントリー(初心者)ユーザーのワイン購入率が低下している」という危機感が社内に広まったからだという。

 主として、20代~50代の女性である。

 日本のワイン市場は12年頃からブームが始まったといわれ、消費金額は右肩上がりに伸びているが、コアなワインファンが大量に消費するという特徴がある。

 アンケートを行った結果、ワインに憧れはあるものの「選びにくい」「味わいがわからない」「飲みづらい」という意見が多かった。ワイン好きにはたまらない複雑味や渋みが障害となっていた。

 酒の購買層が、飲みやすいRTD(ready to drink=蓋を開けてそのまま飲める飲料。缶チューハイなど)へ流失していることも要因と考えられた。

 着目したのは、シードル(りんごの発泡ワイン)だった。一般的なワインがアルコール度10%以上なのに対し、5%前後と低アルコール。炭酸を含んでさっぱりし、どんな料理にも相性がいいといわれる。女性に人気が高く、専門店もでき、近年、拡大している。

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