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【住まいの処方銭】室内で楽しく運動(1) バランス感覚養う「ステップ」で転倒予防 (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。外出がおっくうになり、家に閉じ籠もっていないだろうか。だが、活動量が減ると、筋力が落ち、転倒の危険性が高まる。

 「転倒による年間の死亡者数は、交通事故死より多いのです」と話すのは、日本転倒予防学会(東京都中央区)の理事で、東京農大の上岡洋晴教授。後ろに倒れると頭を打ち、脳挫傷に至ることもあるという。

 上岡教授は「転倒には、前につまずいて転ぶのが6割、横と後ろに倒れるのが各2割ですが、この横と後ろへの転倒には特に注意してほしいです」と力を込める。後ろに倒れると、背骨の圧迫骨折や頭部打撲で死亡するリスクもある。横に倒れた場合でも、大腿(だいたい)骨骨折で入院する例が多く認知機能の低下や、安静時間が長くなり基礎疾患も悪化する可能性が高まる。さらに、年齢を重ねると運動不足だけでなく、視力や聴力の衰え、薬の副作用で転びやすくなるそうだ。

 上岡教授は「自身でできる対策としてバランス感覚を養う運動と、筋力トレーニングの2つが重要」と伝授する。室内でも行える。

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