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【令和を変える!関西の発想力】尽きぬ“サバ愛”で完全養殖! 「こりゃ!うめぇ」食べた瞬間の感動をそのまま名前に (1/2ページ)

 近年、注目を集めた魚の養殖といえば、「近大マグロ」を思い出す人は多いでしょう。絶滅危機に瀕したクロマグロの完全養殖に成功し、「もう食べられないかも」と心配するマグロ好きの日本人を安心させてくれました。

 そして今春、もうひとつ注目の養殖魚が登場しました。それは今ブームのサバ。しかも“あまり臭くないサバ”で「近大マグロ」と同じ和歌山県串本町の海で誕生し、すでに量産体制に入っています。

 もちろんサバはクロマグロのような絶滅危惧種ではありません。ただ、昨今の異常気象で不漁の心配が絶えず、完全養殖への期待は高まっていました。むしろ日本人の食卓に欠かせない魚だけに、完全養殖は必要不可欠と言えるかもしれません。

 そこで立ち上がったのが、サバを愛してやまない“サバ博士”こと「鯖や」社長の右田孝宣さん。関西発でサバ一筋のビジネスを展開し、鯖寿司など鯖製品の製造販売に加えて「SABAR」ブランドのサバ料理専門店を国内外に次々オープン。テレビ出演も多く、サバブームの仕掛け人の1人と言われています。

 サバ養殖に乗り出したのは5年ほど前で、鳥取県やJR西日本と連携して養殖サバ「お嬢サバ」を生み出し、都市への流通に貢献しました。同時に養殖技術やノウハウの知見を深め、様々な専門家との連携も強化して今回、和歌山の海に注目。さらにレベルの高い養殖の可能性を見出し、従来の3倍もの量産を目指すビッグプロジェクトに乗り出したのです。

 なぜなら串本町の海は世界有数の養殖に適した海域で、常に黒潮が絶えず、年間を通して水温が15度以下に下がらないため、季節を問わずおいしい魚を量産できるのです。

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