記事詳細

【トップ直撃】デジタル時代も“顧客とのつながり”大切に 三井ダイレクト損害保険・宮本晃雄社長 (1/3ページ)

 自動車保険のダイレクト販売を手がけて20年。電話からパソコン、スマートフォンへと手段は変わっても、顧客とのつながりを大事にすることは変わらない。メガ損保「MS&ADグループ」の中で唯一、顧客との直接的な接点を持つことで存在意義も大きい。自動車業界の大変革に備え、デジタルトランスフォーメーション(DX)戦略に積極的に取り組んでいる。(中田達也)

 --6月に開業20年を迎えます。自動車保険のダイレクト販売の環境はどう変わりましたか

 「20年前は、圧倒的に電話を通じた販売でした。いまはインターネットが多く、その半分以上がスマートフォンですね」

 --スマホ対応の強化が重要になります

 「スマホファーストは必須で、アプリを良くすることがすごく大事だと考えています。スマホの視認性を改善したり、画面のタップ数を減らすことができるように開発をしており、今後使っていただける予定です」

 --マーケティングの方法も変わりますか

 「お客さまとの接点強化をどうすべきか、データをどう活用するかが課題です。たとえば車庫証明についてインターネットで検索するお客さまにアプローチできないかとか、デジタルマーケティングについて仮説を立てて検証しています」

 --一方で、電話での問い合わせも引き続き多いようですね

 「自動車保険会社によって年齢を重視していたり走行距離を重視していたりとさまざまなので、分かりやすく説明することも大事だと考えています。事故のお客さまに保険金をお支払いする手続きの際は、基本的には肉声で直接的なご案内をします」

 --会社の特色は

 「一つは三井というブランドですね。また、ダイレクト保険会社で20年という実績があることで、選んでいただくお客さまもいらっしゃいます。価格競争に常にさらされている業界ですが、やみくもにCMを打って大量にお客さまを集めても、翌年以降は残っていただけないという面もあります。長く続けていただく方に評価され、継続につながるような戦略を取っています」

関連ニュース