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【こんな時代のヒット力】文具女子に人気!振動制御で「ストレスフリー」 ゼブラ「ブレン(bLen)」 (1/2ページ)

 デジタル全盛時代、手書きがブームだという。中心は、「文具女子」と呼ばれる文具が大好きな女性たちだ。彼女たちの需要に応え、ボールペン、万年筆市場が活気づいている。

 2018年12月発売された文具メーカー「ゼブラ」(東京都新宿区)の「ブレン(bLen)」は、文具女子に「ストレスフリー」と好調だ。

 ボールペンは油性と水性(ジェル)の2種類がある。水性の書き味はサラサラ、油性はしっかり書け、耐水性が高いと言われる。水性では同社の「サラサ」(03年発売)が7年連続シェアトップを占めている。

 しかし、油性では他社ブランドがトップに座り、遠く及ばない。同社広報室の池田智雄室長は「ボールペン市場でシェア拡大を狙うために、油性でもヒットブランドを育てる必要があった」と狙いを明かす。

 企画されたのは16年秋。まず、低粘度インクで書き心地をうたう他社ブランドとの差別化を目指した。「インク以外の方法で、書き心地の良さを実現できれば、“新しさ”がある」とみたからだ。

 新たな切り口にたどり着くため、多くのボールペンを集めて腕がしびれるほど書きまくった。すると、ボールペンの振動に気付いたという。

 振動の原因は、3つあった。ノック式ボールペンの場合、中芯と穴の間に隙間がある。日本語独特のトメやハネ、紙も厳密には平らではないことから、筆記時にブレが生じていた。

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