記事詳細

【住まいの処方銭】室内で楽しく運動(3) 掃除機を使う動作にオススメ“運動強度”

 連日新型コロナウイルスの感染拡大が伝えられている。外出は怖いが、運動不足は別のリスクをもたらす。室内でも積極的に身体を動かそう。

 日本転倒予防学会(東京都中央区)の理事で、東京農業大の上岡洋晴教授がアドバイスする。

 「18歳から64歳までは、毎日、3メッツ以上の身体活動を60分以上行いましょう。メッツとは、ある運動や動作、スポーツにおける運動強度のこと。65歳以上では、強度を問わずに、身体活動を毎日40分、やるようにしましょう。慣れたら少しでも増やします」

 なかでも良いのは、家事だ。カーペットやフロアを掃く、掃除機を使うという動作は、3・3メッツになる。表には明記していないが、荷物を上の階へ運ぶとなると、8・3メッツとなる。

 前々回に紹介した左右の足を横や後ろにステップで動かす運動は、4~5メッツにあたる。椅子からゆっくり立ち上がる筋力トレーニングは3メッツ以上だ。

 ただし、血糖値や高血圧、心臓疾患、脂質異常症など生活習慣病があれば、十分気をつける必要がある。激しい運動ではなくても、まず、かかりつけ医に相談することから始めたい。

 だが、毎日、続けるのは簡単ではない。上岡教授は「『旅行に行きたい』『孫と一緒に出かけたい』という目標を持つことが続けるコツ」と伝授する。いつまでも元気でいるためにも、毎日できることから始めよう。

 「離さない 昔は君で 今は杖」(転倒予防川柳2017年大賞)(不動産・住生活ライター 高田七穂)

関連ニュース