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【こんな時代のヒット力】花椒の痺れるような辛さ+和山椒で奥行きが残る! 桃屋「桃屋のしびれと辛さががっつり効いた麻辣香油」 (1/2ページ)

 2019年8月発売された、桃屋(東京都中央区)「桃屋のしびれと辛さががっつり効いた麻辣香油(マーラーシャンユ)」(以下、麻辣香油)が好調だ。

 09年、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を発売し、ラー油をご飯にかけて食べる、新たなカテゴリー「食べるラー油」を提案した桃屋。食べるラー油は爆発的にヒットし、新たな市場が誕生した。それから10年、満を持して発売したのが麻辣香油だ。同社は数字を発表していないが、発売以来、右肩上がりで売り上げを伸ばしているという。

 実は、少し辛いラー油発売時、桃屋は既に次の準備をしていた。当時、日本では馴染みのない世界のスパイスを調べ、四川料理に使われる花椒(ホアジャオ)に着目した。花椒は中国山椒とも呼ばれる山椒の仲間。痺れるような辛さが特徴である。

 中国には辛さが2種類ある。日本で一般的なぴりぴりする唐辛子の辛さを辣(ラー)、山椒などで感じる痺れる感覚を麻(マー)という。花椒の痺れる辛さは、まさに麻(マー)である。だが、「当時の日本では、まだ花椒の痺れる辛さの認知度が低く、商品化を見送った」と、同社営業企画室、栗山歩美氏は説明する。

 それから10年、開発を続け、タイミングを伺っていた。苦労したのは、辛さと痺れのバランス。中国の麻とは異なる“痺れる辛さ”を目指し、様々なスパイスとの配合を試した。辿り着いたのは、和山椒。和山椒を加えることで、痺れるだけではなく香り高く、果実のような奥行きが残るようになった。

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