記事詳細

【ネット騒然銘柄】巨額赤字見通しでも…株価上昇のソフトバンクグループ

 これだけの規模の赤字を発表して株価が上がるというのは、非常にレアケースではないだろうか。ソフトバンクグループ(9984)は13日、2020年3月期決算の見通しについて、営業損益が1兆3500億円の赤字に転落する見込みだと発表した。前期が2兆3539億円の黒字だったから、すさまじい落差である。

 ところが、翌14日の株価は寄り付きこそ安かったもののジリジリと上昇し、結局は前日比5・2%高で引けた。ツイッター上では「この切り返しは見事だわ」「上がるのかぁ…」など、称賛とも嘆きとも取れるツイートが続出。先月に表明した大規模な自社株買いや資産売却が後ろ盾となり、今回の巨額赤字発表が“ウミ出し”と評価されたらしい。株式相場は本当に難解な生き物である。

 14日は、「新型コロナウイルスワクチンの臨床試験前倒し」が報じられたアンジェス(4563)の株価がストップ高し、ネット掲示板などへのコメント数が急増している。暴落によって大ダメージを受けたネットトレーダーたちは、今でもバイオ株で「夢」を追い続けているようだ。(新井奈央)

 【2020年4月16日発行紙面から】

関連ニュース