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【トップ直撃】ピンチに臆さず種をまく! 茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント 山谷拓志社長 (1/3ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大はスポーツ界にも甚大な影響を与えている。だが、プロバスケットボールBリーグ2部(B2)の茨城ロボッツは、過去にも存続の危機を乗り越えてきた経験を持つ。運営会社トップは、アメリカンフットボールで培った戦略と体力、営業マンとして飛び込み営業で鍛えた胆力で、ピンチをチャンスに変えると意気込んでいる。(中田達也)

 --今季のBリーグは中止になりました

 「昨年9月からのシーズンが終盤だったので、プレーオフだけでもできないかと模索してきたのですが、致し方ないと思います。現状では秋からのシーズンも大丈夫なのかと危惧しています。スポーツやエンターテインメントはかなり厳しい状況を想定しないといけないかもしれません」

 --東京五輪も延期になりました

 「1年持ち越しになりましたが、バスケを知っていただく機会なので期待をしています。チームにも3人制の代表候補の選手もいます」

 --以前にも危機を乗り越えた経験が

 「つくばロボッツという名称だったんですが、2014年に立ち行かなくなりました。当時私はリーグの専務理事という立場で、チームを存続させようと地元を回っているうちに、社長に就任して火中の栗を拾うことになりました」

 --どんな状況だったのですか

 「リーグ戦の途中だったのですが、給料を減額せざるを得ないと言うと、13人の選手中5人しか残りませんでした。ベンチ入りは10人というルールがあるので、引退した元選手に声をかけるなどしてなんとか1週間後の試合に間に合わせました。チームは20連敗ぐらいして、観客も平均100~200人と先が見えませんでしたね」

 --取り組んだことは

 「地域の人に知ってもらうことでした。ビラ配りやポスター張りをやり、地域のお祭りやイベントには呼ばれなくても顔を出しました。選手が学校を訪問して子供と給食を食べたりと地道な活動を続けました」

 --そうするうちにBリーグ発足の話が

 「川淵三郎さんがバスケ界の改革に来られてBリーグが始まることになったのですが、本拠地を予定していたつくば市で体育館の建設が住民投票で否決されました。参入をあきらめろとも言われたのですが、なんとかしようと水戸市を訪ねると市長が理解のある方で、水戸市に本拠地を移し、チーム名も茨城ロボッツに変えて2部に滑り込みで参入できました」

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