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【こんな時代のヒット力】アイスなのにケーキのような味わい… 「明治 エッセルスーパーカップ スイーツ」 (1/2ページ)

 2020年3月、新型コロナウイルスの影響下でも、アイスクリームの需要は微増している。自粛の中で、「家族で食べる」「癒やしのデザート」という欲求の表れだと考えられる。

 アイス市場は平成の後半、子供や女性のおやつから通年型デザートへ価値を広げていった。加えて成人男性も取り込み、冬アイス需要の創出、コンビニエンスストアでの「ちょい贅沢」需要などで、市場規模を拡大してきた。

 牽引したのは16年12月に発売された「明治 エッセルスーパーカップ スイーツ」(明治=東京都中央区)。アイスとソース、食感のある素材を用いた4層構造になっており、アイスなのにケーキのような味わいが特徴だ。定価220円と「明治 エッセルスーパーカップ」(1994年発売)より高めの設定。アイスではなくスイーツを意識し、「少しリッチ」なイメージを創出している。

 25年も続く「エッセルブランド」がマンネリ化したことが、開発のきっかけになったという。同社フローズンデザートマーケティング部、松野友彦さんは「ブランドとして起爆剤となる新商品を打ち出す必要があった」と打ち明ける。

 そのために、消費者が認識しているエッセルブランドとは何か?求めるものは何か? を徹底的に調査した。その上で愛用者の求めるものと自社の技術や知見を掛け合わせて、新たなコンセプトを作成した。

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