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日産、ゴーン・ショックの次はコロナ直撃! 仏ルノーも業績不振、大リストラ余儀なく

 2020年3月期連結決算で6712億円の最終赤字に転落した日産自動車。前会長のカルロス・ゴーン被告が進めた拡大路線で過剰な生産能力を抱えるなか、新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要急減が直撃した。企業連合を組む仏ルノーも業績不振で、ともに大リストラを余儀なくされている。

 日産は主力の日米市場での販売不振に加え、新型コロナウイルス流行に伴う需要減が響いた。

 過剰になっていた世界の生産能力を2割削減すると発表。インドネシア工場を閉鎖し、スペインのバルセロナ工場も閉鎖する方針だが、同工場周辺ではマスクを着けた従業員ら約100人が道路を封鎖したり、タイヤを燃やしたりして抗議デモを行った。一方で韓国販売からの撤退も決定。このリストラ関連費用6030億円が巨額赤字の要因となった。

 内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は「失敗を認め、正しい軌道に修正する」と発言。昨年、世界で計1万2500人の削減計画を発表しているが、追加削減も示唆した。

 ルノーも世界で従業員1万5000人の削減を検討していることが判明した。販売不振や、出資する日産からの利益貢献の落ち込みで、10年ぶりの赤字に転落している。

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