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【こんな時代のヒット力】子育てママの共感がネットで拡散 サンマーク出版『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』 (1/2ページ)

 処女作なのに、発売翌日に緊急事態宣言の発令で日本中の書店が休業という、最悪の状況。福田花奈絵さんの著書『泣いてる子どもにイライラするのはずっと「あなた」が泣きたかったから』(サンマーク出版 東京都新宿区)は、多難なスタートとなった。

 しかし、「書店で売り上げが上がらない分、ネット書店に集中し、入荷すぐに品切れを繰り返し、すぐに増刷が決まった」と、担当した同社第3編集部編集長、金子尚美さんは言う。

 新型コロナ拡大による外出自粛で学校が休校となり、ママたちの中にずっと子どもと一緒にいることによるストレスや、言うことを聞かないことに対するイライラが募っていたのだ。

 福田さんは、子育てママ専門カウンセラー。男女2児の母だが、2人目を出産してから行き詰まる。ノイローゼとなり、苦しんだ。当時を、本書の中でこう振り返る。

 「いつも余裕がなく、イライラしていて、時には大爆発。私が母親であることさえ、罪悪感でいっぱいでした」(本書から引用)。そのドン底から立ち直ろうとカウンセリングを学び、劇的に改善した。カウンセラーに転じ、そのインスタグラムは、3・8万人のママのフォロワーがいる。

 金子さんはそこに着目した。「インスタグラムの人気のポイントは共感なので、お母さんたちに共感してもらえたら」と、切り口を考えた。

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