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【住まいの処方銭】災害とコロナ(3) 「車内避難」にスコップ、水、携帯トイレなどを備える

 今年は、新型コロナウイルス感染症で、避難所に行くのをためらうかもしれない。そこで、選択肢に挙がるのが一時的な車内避難だ。そこで、普段から車にも備蓄をしたい。住まいが被害を受けても生活できる。

 日本防災士会(東京都千代田区)の防災士、正谷絵美さんが、車内に備蓄しているのは以下の通り。

 ブルーシート・スコップ・水・マスク・軍手・手指消毒液・歯磨きシート・ティッシュ・携帯トイレ・ライト・ポリ袋・折り畳みバケツ・紙コップ・ネックピロー(首枕)・タオル・新聞紙・大人用オムツ・土嚢(どのう)袋-など。

 スコップは、豪雨で車がぬかるみにはまったときに役立つ。冬なら除雪に使える。ただ、雪の予報が出れば、スタッドレスにするが、雪道は慣れないので、大雪の時に車は運転しない。

 災害時には普段以上にストレスがかかる。「無理をせず、どの程度まで大丈夫なのか、考えて行動するのも防災」(正谷さん)という。

 夏には体を冷やすシートなどのほか、日焼け止め、虫除け、かゆみ止め、家族の膝掛け、帽子を追加。冬にはカイロ、毛布の膝掛け、ジャンパー、非常食1~2日分に取り換える。

 正谷さんの家族は、コロナ騒動以前から、車に乗ったら毎回、手指消毒剤を使っている。このため、子供たちは近年、インフルエンザやノロウイルスに、かかったことがないそうだ。さらに、手荒れを防ぐクリームもあれば万全だ。

 注意したいのが夏の食料。高温になる車内では品質に影響が出やすい。「おしゃぶり昆布など、乾燥していて保存が効き、塩分も取れる食料をカバンに多めに入れておくことを薦めます」。冬にはチョコレートやスナック菓子も。

 続けて、「一つでも多く準備に取り組めば、何もしないよりは心が落ち着くはず」とアドバイスしている。 (不動産・住生活ライター 高田七穂)

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