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【こんな時代のヒット力】カルビー「じゃがりこ」 超人気お菓子の意外なネーミング秘話 開発者の友人が食べる姿に… (1/2ページ)

 はじめカリッとあとからサクサク。カルビーのスナック菓子「じゃがりこ」(東京都千代田区)の食感である。発売以来、売り上げが右肩上がり、2013年には300億円(出荷ベース)を突破し、19年には360億円と、今も成長し続けている。

 スナック菓子は、年間4000億円超の市場だが、人口減と高齢化による成熟化が進み、ほぼ横ばい。なぜ、じゃがりこだけが、こんなにも売れるのか。

 じゃがりこは1995年の発売、今年で25周年を迎える。開発は、スナック菓子の屋外食シーンの獲得が課題だった。

 「当時のカルビーは袋モノの商品ばかりでサイズが大きく、学生の鞄に入らなかった」と話すのは、マーケティング本部商品2部1課、松井淳さん。女子高校生をターゲットに、鞄に入れて持って歩ける、箱やカップ入りの新しい菓子を作ることを狙った。

 従来のポテトチップスのような、薄くスライスした形ではなくスティック型に。手が汚れないようにパウダーでの味付けではなく、具材やシーズニングを生地に練り込むことを試みた。

 じゃがりこの製法は、生のじゃがいもを蒸かして裏ごしし、味付けをしてスティック状に成形したものをフライするという独自のもの。当時、開発を担った20~30代の若いメンバーが、毎日、試作を繰り返して改良を続け、3年を費やした。その末に辿り着いたのが、「はじめカリッとあとからサクサク」の心地よい食感だった。

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